【ブレードランナーを考える】プリスがデッカードの止めを刺せなかったのはなぜか

ブレードランナー愛

プリスとデッカードが素手で戦ったら普通ならレプリカントのプリスが圧勝するはず。

ではどんな戦いだったか検証しよう。

まずは出だしのプリスの蹴りがすごかった。一撃でデッカードが2メートルぐらい吹っ飛んでいたね。プリスが人形の真似をして不意を突かれたためでありデッカードの油断だ。

ちょっと卑怯と思ったけどよく考えたらデッカードは銃を持っていたのでしかたないとする。

もみ合いになりプリスがデッカードに馬乗りのような形になって両足で首を絞める。もうこの時点で、プリスが優勢となりデッカードはかなりやばい状況に。さらにデッカードの鼻に指を突っ込み引きちぎりそうになったとき、なぜか急に手を緩める。

どうしたプリス? 「勝った」と確信したのか?

完璧なレプリカントであればマシーンの如く瞬殺していたはずだが、人間でいうところの驕りが顔を出す。「最後に大技を使ってかっこよく決めたい」と思ったに違いない。

このプリスの慢心が命取りになった。

一旦離れて大技に入るプリス。その一瞬の隙をみてデッカードが銃を拾い撃つ。

プリスに命中し痛みと怒りでのたうちまわる場面はちょっと怖かった。デッカードも恐怖を感じたのだろう。執拗に2発も撃っていたことで判る。

油断は禁物だ。

つづく

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