2023年「観測史上最大規模のエルニーニョになる模様」ってマジ怖いよ! 状況と備えのまとめ

気象

「今年は観測史上最大規模のエルニーニョになる模様」

今年は夏までにエルニーニョ現象が発生し、観測史上最大規模になる恐れもあるとされています。
通常、エルニーニョ発生時は日本では冷夏になることが多いが、気象庁は反対に「この夏は全国的に気温が平年並みか高い」とする予報を発表しました。

エルニーニョ現象とは、南米沖の太平洋の海面水温が平年よりも高くなる現象です。この影響により、世界各地では干ばつや洪水などの異常気象が起きやすくなる。

エルニーニョ現象。そもそも南米沖から遠く離れた日本の天気にどんな影響を及ぼすのか。

海面水温が高くなることで、豪雨をもたらす積乱雲が発生しやすくなると言われていて、南米沖の海域の海水温の上昇は大気の流れを動かす力があり、日本の夏を左右する太平洋高気圧を弱める効果があります。
これにより、「梅雨が長引く」「冷夏」「暖冬」になりやすいとされている。

観測史上最大規模のエルニーニョ現象が発生するのか?

気象庁は今月、「エルニーニョ現象がこの夏までに発生する可能性が高い」「観測史上最大となった1997年のレベルに近付いている」としていた。  

発生時は世界中で豪雨などの異常気象が見られ、日本では夏の気温が低くなるほか、ところによって降水量が多くなる傾向があるといわれています。  

ところが、気象庁が23日に発表した3カ月予報はこれまでの傾向とは真逆の内容でした。  
6月から8月の天候について「全国的に気温は平年並みか高くなり降水量は平年並み」だとしています。  

「全般に高温となる傾向が予測され、十分な熱中症対策をお願いしたい」と呼び掛けた。

エルニーニョ現象でも冷夏にならない?

今年は2月まで、ラニーニャ現象が起きていました。

エルニーニョ現象とは逆で、夏は暑く冬は厳しい寒さになる傾向があります。
冬にラニーニャ現象が終わり、直後の夏にエルニーニョ現象が起きた場合は47年ぶりとなります。

ラニーニャ現象の影響が残っているためエルニーニョ現象が起きても、この夏に日本は気温が下がらず暑い夏になる可能性があるということです。

冷夏にならない理由には温暖化の影響もある。

世界気象機関は17日、今年から5年間のうち少なくとも1年の平均気温が観測史上最高となる可能性が98%と発表しました。
そして、「地球の気温が未知の領域に入る」と警告しています。

温暖化によって日本では気温以外の影響もでます。
気象庁は特に、短時間に降る猛烈な雨が増えているため、急な浸水や小さな川の氾濫に警戒してほしいと呼びかけています。

命を守るため備えを

命を守るためには備えが必要。

国土地理院の「重ねるハザードマップ」はインターネット上で閲覧でき、自分が住んでいる地域のリスクを知るに役立ちます。

洪水、土砂災害、高潮などのリスクがどの地域でどれくらいあるのかチェックできるもので、30日からは文字でもリスクが分かるようになりました。

「重ねるハザードマップ」で住む地域のリスクを確認しましょう。

「まさか」が現実に起きないことが一番ですが備えがなにより大切だと思います。

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