こんにちはブレランです。稲作農家に生まれ農業と共に育った環境と家庭菜園歴20年の経験を元に、これから家庭菜園を始めようとされる方に出来るだけ分かりやすく解説したいと思います。
【最初に押さえておくポイント】
野菜を栽培する上でどの野菜にも共通する「押さえておくポイント」があります。野菜を上手に育て病気にもかかりにくいようにするためのポイントがどういうものかを簡単に説明します。
土づくりを行うこと
まずは土づくりをしっかり行うことです。
野菜作りで最も重要なのが土づくり。畑の土の中の養分、水分、酸素を吸収して野菜は生長します。そのためには、種まきや定植の前に土の状態を最適化し野菜が生長しやすくなる環境を整える必要があります。
※土づくりはこちらを参考にしてください。
日当たり、水はけ、風通しが良好であること
大抵の野菜は日当たりが良いのを好みます。日当たりが悪いと当然のこと生育も悪くなります。
また、水はけが悪いと病気にかかりやすく、風通しが悪いと害虫の被害にあいやすくなります。
家庭菜園の環境として理想の場所は、一日を通して日当たりが良く風通しも良いことが大切です。
庭やベランダのようなところで野菜を育てるには出来るだけ日当たりの良い場所にしましょう。
種まきや定植の時期に注意する
野菜には生育に適した温度があって、最適なタイミングに種まきや定植をしないと期待する生長になりません。全般ではありますが種まき時期は、春なら桜が咲くころ、秋であれば夏の暑さが和らぐころが目安です。
ただし昨今は、温暖化の影響も関係し実情が変わってきているので注意してください。
野菜ごとの特性をみて環境を考える
野菜によって日当たりを好む種類やそうでない種類などがありそれぞれ性質が異なります。
家庭菜園の中でも日当たりの条件が違うので野菜の性質を考えて定植の場所を決めましょう。背の高い野菜と背の低い野菜が隣通しになる場合など太陽の方向に注意が必要です。
また、野菜によって生育に最適の気温が違うことも考慮しよう。ナスやオクラなどが強い光と適度な高温が大好きですが、レタス、ダイコンなどはやや低温(冷涼)を好みます。
初心者が野菜作りを楽しむコツ3つ
小さく始めよう
小さな家庭菜園から始め徐々に大きくしてゆきます。
最初から大きく始めようとしても細部まで目が行き届かなくなり管理が出来ません。
一般家庭であれば3坪程度のスペースがあれば、十分楽しめ野菜もそれなりに収穫できると思いますので、まずは小さめの家庭菜園から始めて慣れてきたら、徐々に広くしてゆき種類も増やしてみよう。
収穫期間の短いもの(早生)を選ぼう
生長期間が短いものがおすすめ。
生長期間が短ければ収穫の楽しみが早く味わえ、それが成功体験となりモチベーションが上がります。
逆に生長期間が長いとその途中で病害虫の被害も受けやすく収穫に至らない場合もおこります。
コマツナ、ホウレンソウ、ラディッシュなどは生長期間が短く初心者におすすめです。
【参考】
<早生(わせ)とは>
タネまきしてから収穫までの期間が短いものをいいます。同じ作物であっても、生育の早いものから早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)の品種に分類されます。
タネや苗は病害虫に強い品種を選ぶ
「病害虫に強い」などの品種を選ぼう。
また、ナスやトマトなどの苗は病気にかかりにくい「接ぎ木苗」を選択するのがおすすめ。
まとめ
少しでも楽しく野菜作りをするためのコツを記載しましたが、なんせ自然相手ですから野菜作りには失敗や苦労がつきものです。
それでもやればやるほど経験値も上がりますので、いつのまにか上手にできるようになるものです。
だれでも最初は初心者ですから。
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