手間をかけずにおいしい野菜を作るには、それぞれの土地柄にあわせた野菜を適期に育てることになります。「なにそれ!当たり前でしょ」と思ったあなた、その通りです。基本的なことではありますが、おさらいを兼ねて考えましょう。
野菜には「旬」がある。
旬の野菜はなんといっても「おいしい」です。
作り手の手間が減る上、育てやすくなり何より栄養価もアップします。
お店に行くと色々な野菜が一年中並んでいて季節感は感じれらなくなっています。本来であればナス、キュウリ、トマトなどは夏野菜であるので夏を中心にしか育ちません。
今や普通の光景となりましたがこのような野菜は大抵が促成栽培で育てたものになります。
我々のような家庭菜園ではトンネル栽培を駆使して葉菜類を育てるのが精いっぱいでしょう。
野菜にはそれぞれ旬があるので、例えばダイコンは春まきしても良く育ちますが、秋まきにすれば初冬には大きくなって、収穫期の冬の寒さにあたることで甘みが増すのですごくおいしくいただけます。
それでも、旬と違う時の野菜は高く売れますが、当然それに応じて手間がいっぱいかかります。
また、病害虫が活発に活動するのが、春から夏の時期であるのでここを避けることも重要です。
そこで作付けの計画として、春ならなるべく旬の前半に収穫できるよう早めの種まきや苗の定植をします。 また、秋まきでは旬の後半に収穫できるよう遅めに種まきや苗の定植をします。
「種まき」「定植」の時期は、種袋と地元の様子をチェックする
基本的に種袋を買ってくると裏面に種まきの時期が書いてますがこれがかなり大雑把です。
多くは「寒冷地」「標準地」「温暖地」など3地域(日本をたった3地域に?)に分けた上、期間も1か月くらいの幅があるので、さすがにちょっと迷いますよね。
期間の初めと終わりでは、かなり気候が変化してると思うのですがどうでしょうか?
私などまだまだ未熟者ですのでベテラン農家さんに種まき時期を聞いてみると即答してくれるので「おー!」ます。 経験値が高く自信もあっていつも尊敬します。
同じ県であっても北部と南部、平地と山沿いでは気候が違うので当然で、最低気温なども4,5度違うこともあるでしょう。
発芽する時間(気温が低いと発芽しない場合もあります)や、その後の成長度合いも左右します。
やはり適期を知るには、地元農家さんやお店のひとに尋ねることが一番だと思います。 私の経験ではどなたも優しく、仲間だと思ってもらえるのかとても親切丁寧に教えてもらいました。
以上が「旬の野菜を作る」でした。
みんな仲間ですよ!積極的に話を聞いてみるのが良いです。
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