夏野菜の定番の一つ「きゅうり」を育ててみよう。
「お店できゅうり苗を買ってきて植える」だけでも、そこそこ収穫できるのですが、恐らくそれだけでは一時的に鈴生りになった後、あれよあれよという間に「株全体が萎んで終わっちゃった」みたいなことになります。
でも、しっかり管理することで長期間安定的に収穫出来るよう育てることができます。
まずは苗選び
苗は「接ぎ木苗」や「実生苗」等あってどちらでもよいですが、とにかく耐病性に強い品種が良いです。
特に「うどん粉病」はウリ科に出やすく、これにかかるとたちまち株全体が弱ってしまいます。
値段については実生苗が安いですが、それよりも丈夫な品種(耐病性)を選択することが大事です。
夏中盤に新しい苗を購入して植え直しすることもありですが結局は上手く育ちません。
そのため苗選びは「耐病性に強い品種」の一択で行きましょう。
親蔓の伸ばす
きゅうりを定植しネットに誘引すると、後は自然に伸びてゆきますが、このままでは好き放題に伸びてしまい管理が出来なくなります。
これだと急激に蔓が茂ったところに一気にきゅうりが出来てしまい、それで株を弱らせてしまうことになります。
親蔓は垂直方向に育つようネットに誘引します。
基本的にはメインとなる親蔓が1本あってここからきゅうりを順次収穫して行き、この親蔓についてはネットの上端まで来たらカットします。
孫蔓を伸ばす
親蔓できゅうりを収穫しつつ、孫蔓(子蔓が生えさらに子蔓(孫蔓)が生えます)からもきゅうりを収穫するようにします。
※最初は親蔓からきゅうりを収穫し、時間差で孫蔓からきゅうりを収穫するイメージです。
親蔓から出てきた子蔓の花(きゅうり)を1本だけ残して先を落とし(カット)します。
※子蔓はこれ以上伸ばさず、子蔓から出てきた脇芽(孫蔓)を伸ばします。
子蔓を伸ばさない理由
子蔓ではなくあえて孫蔓を伸ばすことで、親蔓との収穫時期が重ならないように出来ます。
親蔓のきゅうりの収穫が半分以上過ぎたころから、孫蔓で収穫を始められるタイミングとなり、また親蔓を摘心(ネットの上端で蔓をカット)することで孫蔓の成長も促進されます。
まとめ
きゅうりは、うどん粉病にさえかからなければ、面白いほど次から次へときゅうりが出来ます。
夏の定番野菜の一つとして、おすすめできるので是非チャレンジしてみましょう。
とれたてで新鮮なやきゅうりを味わって欲しいと思っています。
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